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2013年7月17日 (水)

【南相馬/2013年7月】1日目~2日目-小高区エリア

[7月9日(火):1日目]

今回はいわゆる「社協ボラセン」の方で活動する。
場所は小高老人福祉センター内に設置されているが、ちょっと裏手になるのでわかりにくい。

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前回の松本ボラセンに時には知らない人ばかりでアウェー感たっぷりだったが、今回はボラ活動を通じて知り合った千葉のシミズさんが南相馬の常連になっているので心強い。

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中に入り、初めて来たことを伝えると、スタッフの方が低姿勢かつ丁寧に説明してくれる。
受付の後に案内された部屋には椅子が並び、冷房(1台のみ稼働、あとは扇風機)が入っていて快適である。
さらには、冷蔵庫の冷えた水などもどうぞという感じで、こんな待遇のいい(?)ボラセンは初めてである。(^^;

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この写真は某所からの拾いもので土曜日の様子なので人が多いが、この日は平日だったので人も少なくのんびりムードが漂っている。

部屋の前にあるホワイトボードに、今日の案件が3件書かれている。「○○さん宅 草刈り ○人」というような感じ。さらに現場調査時に撮った写真も貼られていて、何をするのかわかりやすい。あわせて住宅地図も貼られている。
マッチング前にどこでどういうニーズがあるのか把握しやすく便利。今まで行ったことのあるボラセンではこういうのはなかったな。

時間までに集まったボランティアは15人。3件のニーズの想定人数は13人だったのでイイ線いってる。でも想定人数を大きく下回ったらやりくりが大変そうだ。

一般ボランティアが受付するより前に某社社員が20~30人くらいの団体で現れて、装備を持って徒歩で現場へ向かっていた。彼ら達はこの3件の案件とは別に、小高神社で草刈り等の活動をしているそうな。

スタッフの挨拶の後、マッチング。3件の案件を説明した後に希望するものに挙手していく方式。説明のあとに参加者から「こうした方が…」などの意見が出たりとかして人の割り振りが決まっていく。運営スタッフより参加者の方が主導権を握っている感もあるな。(^^;

とりあえず、6人・5人・4人に分かれることに。σ(^^)は4人組でとある個人宅の庭の草刈り・剪定作業。おそらく早めに終わりそうとのことで、その後は6人組に合流することになっている。
割り振りが終わると、各班ごとにリーダーを一人選出する。全員一致で常連のシミズさんがリーダーに。ニーズが書かれた紙に各個人の名前と携帯番号を書いて付箋紙をはり、コピーを取るというのは前回の松本ボラセンと同様である。
またここのボラセンでは、共通のビブスのようなものはなく、ガムテープに書いた名前を貼ってあるのが唯一ボランティアの目印になる。あとは、刈払機やチェーンソーを使える人(ここではその条件が厳しく、労安法の安全教育を受け、機械の扱いに慣れた人だけ限定としている)は目印として黄色い腕章を付けるようになっている。

その後、機材を準備して軽トラに積み込む。初めてのボラセンでどこになにがあるのかわからないのは前回と同じだが、草刈り・伐採系は2回目だし、少人数&のんびりムードのおかげか、あたふた感がない。(^^;
準備完了して3台で出発。σ(^^)の車にはもう一人同乗させた。なお、車を出す人には「ボランティア活動中」のような紙を渡され、それをフロントに置くようになっている。これがあれば、路駐してても見逃してもらえるだろうとのこと。(^^;

今日の現場は、小高駅から徒歩圏内の個人宅。着いてみると奥に建っている建物が明らかにゆがんでいる。(なにかのテーマパークとかにありそうな、平衡感覚がおかしくなりそうな建物だ。(^^;)それを解体するために、手前にある庭の木が邪魔になるので伐採して片付けるというのが依頼内容。2年間放置された庭にはうっそうと繁っている。
最初は剪定と聞いていたので、素人作業ではやや不安だったが、全部バッサリやってもらっていいとのことで安心して伐採できる。

電気が使える場所なので、シミズさんは電動チェーンソー。σ(^^)は剪定鋏をメインに。あとは庭に散乱している植木鉢やその他もろもろのゴミを集めて分別。ここでは「燃える」「燃えない」の2種類の分別のようだ。
ちなみに、土嚢袋やゴミ袋については依頼者が用意するルールになっているよう。一応ボラセンからも持っていくが、それを使った場合にはあとで返却するそうな。なお、回収業者が持てないので「トン袋」は使わず、土嚢袋にいれたものをビニール袋に入れて「燃える」「燃えない」を明示しておく。

休憩時には、依頼者の方で冷たい飲み物とお菓子、漬け物などを用意してくれていた。自分のリュックにも入っているし、ボラセンからも冷えた水を持ってきているのだが、ここはありがたくいただく。漬け物が美味しかった。

ここの作業は予定どおり、午前中いっぱいで完了。
ボラセンに戻って昼食。
なんといっても涼しい部屋が嬉しい。こういう環境は今までのボラセンにはなかったな。
午後から合流するチームもボラセン近辺の場所だったので昼は戻ってきたので、進捗状況を聞いたりして過ごす。

午後からは6人チームの方へ合流。浜松から6人で来ている団体さんでカトリック系のつながりらしい。年配の方や外国の方も混じっている。車の台数が増えそうなので自分の車は置いて軽トラに同乗させてもらって移動。
現場は午前中の現場のすぐ近く。庭と駐車場らしき広場の草刈り。庭の方は大体終わっているようで、メインは広場側の草刈りと土嚢袋への詰め込み。

刈払機を使える人が草を刈り、他の人はそれを集めたり、外に出されたものを詰めこむ。この詰め込みにはちょっとしたコツがあって、何も考えずに詰めていくと、小枝や雑草は嵩張るのでいくらも入らない。足で踏んできっちり詰めこめば2倍3倍は入る。こういうのも経験の差なんだろうなあ。(^^; すぐに他の人たちもマネして踏んでました。(^^;

こちらの作業も、予定どおり完了。
6人組さんが記念撮影するので、σ(^^)のカメラも渡して撮ってもらいました。依頼者の方も一緒に写ってます。

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また、活動場所のそばに合ったお菓子屋さんの前にあった看板。

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「必ず小高で復活します!!!」
復活へむけて強い意志が感じられて嬉しい。こういうのを見ると応援したくなります。

 

ボラセンに戻って、、、特に活動報告的なものを書くことはなく、口頭で完了報告。そして道具類の片付け。
基本的にここのボラセンは、他のボラセンほど運営システムが整ってなく、ひと昔前(柏崎に行った時に雰囲気的に似ているかも)のボラセンのよう。(もっとも活動が始まったのも遅れているわけだが)
部屋内のホワイトボードには明日の案件が書かれていたので見ておく。明日は、草刈りと家屋内の片付けの2件。地図で場所も大体頭に入れておいた。

 

活動後、汗だくなのでまずはお風呂。原町区にある入浴施設の券をいただいたのでそこへ。
夕食はどうしよう。南相馬はまだ慣れていないのでどこになにがあるのか、、、検索すると北部の鹿島区に仮設商店街があるようなので行ってみた。しかしほとんどの店が閉まっている。
また原町区に戻るのも悔しいので、そのまま北上して相馬市へ。イオンがあったので、結局そこでお弁当を買った。なんのひねりもないけど安くて手軽。(^^;
夕食を食べると猛烈に眠くなり、南相馬の道の駅まで戻るのは面倒に。どうせ早く目覚めるだろうから、近くの「道の駅・相馬」で仮眠。もっとも暑くてロクに眠れなかったのだが。。。(^^;

 

[7月10日(水):2日目]

やはり早起きしたので、早めに小高区に入り小高神社へ行ってみた。ここは奥州相馬氏の発祥の地で、小高城があった場所。

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ちょっといい雰囲気だ。
まだ時間があるので、昨日地図で見ておいた今日の活動場所2箇所の場所を確認しておく。(正確な○○さん宅までは覚えてないので、だいたいこの辺りってレベルだけど)
それにしても、街並みはちゃんとあるのに人の気配がしないってのも、なんとも。。。

ボラセンで受付。2日目なのでリラックスムード。(^^;
2件のニースで、草刈りに10人、屋内の片付けに6人で16人という想定人数だったが、実際に集まったのは11人。さてどうする?
屋内の片付けの方は写真を見る限り大変そう。またゴミの回収日もあるので、できれば今日だけで完了させたい感じ。こちらに手を挙げたのがσ(^^)を含めて4人。もう少し人数が欲しい気もするが、最初の想定の人数比からすると妥当な割り振りか。昼の時点の進捗状況で午後は人数調整することにした。

「あーしたら、こーしたら」と意見をいろいろ言ってたのでσ(^^)が4人組のリーダーをすることに。。。目立ちすぎたか。(^^;
リーダーにはこんなものを持たされました。。。

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累積の線量計。。。
うーん、2年前ならともかく、現在の空間線量の値からはほとんど気にする必要はないと思うのだけどなあ。。。ボラセンに依頼が入って現場調査する時に、ボラセンスタッフにて測定しているとのことなので、その時の数値を説明すれば、わざわざこんなの持たせなくてもいいのに、と思うが、ここのボラセンのルールらしいので仕方ない。

今日の現場は、昨日の場所の少し先の一軒家。わりと新しそうな家である。
まずは、納屋の中のものを全て捨てたいとのことで、4人でどんどん外へ運び出して、外で分別して袋詰めすることに。
その後、屋内の冷蔵庫と洗濯機の搬出。寸法的にギリギリで搬出ルートを確保してから4人がかりで無事に搬出。これらを出したあたりで午前中が終了。
始める前はその物量からかなり大変だなと思っていたが、やってみるとこの人数でなんとかなりそう。

昼にボラセンに戻り、双方の進捗を確認。このままの人数割りで行くこととした。

午後は、2階のゴミを出したり、前にゴミ出しした時に分別不十分で回収されなかったゴミを再分別したり。。。で、夕方までになんとか無事に完了。
2日間続けて、猛暑の中での作業となり、後半ちょっとバテ気味でしたが、こまめに休憩を入れて、自分も他の人たちも誰も倒れることなく終了してホッとしました。

 

これで、予定の2日間の工程が終了。帰路につきます。
早朝はガラガラだった道は夕方は交通量が多く、東北道に乗るまでが結構長い道のり。
それでも2日間の総走行距離は700kmちょっとだったので、毎回1000kmくらいの南三陸と比べると行きやすいのかもしれません。

 

津波で人も家も土地も街もほとんど失われてしまった南三陸。
原発事故による避難でなかなか帰れない街となり復旧が進まない南相馬。
被害状況や被害様相、おかれている現状や課題など、かなり違っているわけですが、、、
「まだまだ人手が必要」ということは同じかな。

微力ながら支援活動は続けていきたいと思います。

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コメント

遠野は民話の郷。語り伝えることが一つの文化です。
でも今はデータ管理できる時代です。
支援活動の詳細なデータを集めて伝えていきましょう。
特に福島はこれからです。

線量計の使用は要不要とはあまり関係ないと思います。
使っているという事実が必要なのではないでしょうか。

投稿: 千葉のA | 2013年7月17日 (水) 21時49分

>千葉のAさん
線量計ですが、南相馬の2つのボラセンで結構違ってました。
前回行った方では線量計を持つ人はなく、線量マップも(少なくても目につく所には)掲示されていませんでした。
今回行った方では、線量マップが掲示され、現場調査時にもスタッフが線量を測定していて、、、その上で、線量計を持たされます。これ首からぶら下げてるとヒモが絡まって首締まるのだな。(^^;
両者の中間ぐらいがちょうどいい感じな気がしました。


投稿: たなかつ | 2013年7月17日 (水) 23時54分

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