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2008年8月18日 (月)

【将棋】OB会3局目

3局目は体の大きなT口くんとの対局。
30回生と言えば、自分よりかなり若い世代だが、今回のOB会参加者の中では中堅どころという感じ。要はσ(^^)がすっかりロートル部隊になってしまったってことである。

 

さて戦形は、σ(^^)の得意な横歩取らせ模様。T口くんは敢然と横歩を取ってきた。
こちらは角交換から33角と打つ古典戦法に。。。なんとも昭和的、と言うか江戸時代からある戦形だ。(^^;
その後、互いの飛車角が中段で飛びかう空中戦となり、第1図の局面を迎える。
 ※本当はσ(^^)は後手番なのだが、わかりやすいように先後反転させてます。
 ※第○図とか書いてないけど、まぁわかるだろう、ってことで。

32_2
【第1図以下】
48玉、65桂、73歩、82金、39金、77桂成、同金、64桂、66桂(第2図)

第1図は76角と王手に打たれたところ。玉のコビンが開いているキズを突かれてしまった。58玉型ではなく48玉型にするんだったなあ、と悔やんでも遅い。
右辺の金銀も退路を塞いでいる形であり、早くも大ピンチか。

65桂に73歩と一本利かす。これは大きな利かしだ。39金は退路をつくっただけで自陣が固くなったわけではないのがちょっと辛い。
桂交換から64桂が痛打。適当な受けもないので66桂と攻め合う。

 

33
【第2図以下】
56桂、同歩、55飛、同歩、68角(第3図)

王手で銀を取り、さらに飛車を切って角を打ち込まれる。
早くも終盤戦に突入である。

 

34
【第3図以下】
76飛、同歩、74桂、77歩成(第4図)

第3図の局面で後手に飛車があれば詰めろとなっているが、今なら76飛と角を取る手がある。74桂と跳ねて後手玉も相当に危ない形に。こうなると73歩を利かしたのがものすごく大きい。
後手も受けてられず、金を取りつつ寄せ合いを目指す。

 

35
【第4図以下】
62飛、41玉、61飛成、51銀、52銀、31玉、51竜、22玉、41銀不成、31金打、32銀成、同玉、82桂成(第5図)

第4図でどう指せば良いのだろうか。かなり考えたがこれが読み切れない。
どこかで22歩と手筋の歩を打って後手玉の退路を塞ぎたいのだが、この手が間に合っているのかどうか・・・例えば、62飛、41玉に22歩だと詰めろではないので、その瞬間に自玉は大丈夫なのか、あるいは51金と飛車取りと打たれたら・・・まったく読めない。

結局、62飛~61飛成と一直線にわかりやすく追うことにする。
手順に22玉と逃げられるのだが、後手に持ち駒を使わせるのも大きい。
42銀成に同金しか見えてなかったのだが、同玉と取られて、どう寄せていけばいいのか判らなくなってしまった。後手の角が受けにも利いていて35桂とか24歩などがない。
82桂成はいかにも遅い手で危険いっぱい。

 

36
【第5図以下】
78飛、69金、88飛成、97角、99竜、53角成、42銀打、44桂、同銀、42馬、同金、31銀、75角、38玉、69竜、34銀(第6図)

78飛と打たれ空き王手や逆王手の筋を見られる。ここは強い受けが必要だ。
69金~97角はぎりぎりの勝負手である。
だが、攻防の75角を打たれて困った。66歩と中合いする手も考えたが、69竜とされて次に66角を見られると結局は1歩損するだけなので38玉とかわす。

69竜と来られて、先手玉は詰めろなのだろうか?
読み切れなかった、と言うか読むのが面倒になった。(爆)
受けがあるとも思えないので、34銀と縛って詰めろをかける。
「さあ、詰ませ」と開き直った手だ。

 

37
【第6図以下】
39角成、同銀、48金、27玉、26香、同玉、35角成、27玉まで先手勝ち。

後手は長考の末、39角成~48金と打ってくる。するどい寄せだ。
この辺りで1手30秒の秒読みとなる。勘弁してほしいなぁ。
48金を玉で取っても銀で取っても詰んでしまいそう。なので27玉とかわす。
香を叩いて35角成。なんでこんな所に成れるんだって感じだが、27玉と引く一手。
ここで何かあと1枚持ち駒があれば簡単に詰むのだが金1枚では足りない。
後手、無念の投了でσ(^^)の勝ちとなった。

第6図で「さあ、詰ませ」と開き直られたら、気合いからして39角成なんだろうけど、実は33銀(変化図)と引いて受けられたらどうしようと気にしていた。

31_2
局後の検討では、33同銀成、同玉、42銀不成、同角、22銀、34玉、54竜以下の即詰みがあって先手勝ちという結論になった。
ただ実際こう指されたら、秒読みの中で詰ませられただろうか。微妙なところではある。

とりあえず、手に汗にぎる将棋を制して3連勝。
チームも3連勝で優勝し万々歳である。
3局で3年分くらい頭を使ったような気がするが、久しぶりにいい将棋を指せて気分爽快だった。

 

《後日談》

後日談というか、帰宅してからの検討で状況が変わってきた。

まずは変化図なのだが、後手玉が詰まないのである。
33同銀成、同玉、43銀不成の時に同角と取らずに24玉と上部に逃げて不詰みなのだ。
そこで26金と打って・・・どちらが勝っているのだろう?

続いて「さあ、詰ませ」の第6図。やっぱり先手玉は詰んでいた。
39角成、同玉の時に、58竜。以下、手数はかかるが即詰みがあることを将棋ソフトが一瞬のうちに発見した。
さすがは将棋ソフトであるが、実戦で正解手順を指せたかどうかは・・・

さらに、投了図である。
38_2
27玉で持ち駒が1枚足らず、後手投了となったのだが、これも詰みがあったのである。

投了図以下、45馬、同銀、35桂、36玉、66竜。以下、手数はかかるが即詰み。
う~ん、馬を捨てて桂打ちか。なるほど。
実戦で秒読みの中、この桂打ちを指されていたらどうなっただろうか。

 

というわけで、第6図まで進んでしまっては、先手の1手負けのようである。
第4図~第5図あたりで先手の勝ち筋はあったのだろうか。

今となっては、わからない。。。

 

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コメント

第4図での先手の勝ち筋を探したのだが、どうもよく分からなかった。
でも、この将棋はなかなかいい将棋だったね。
(細かいこと言うと、第4図以下の指し手で、42銀成は32銀成の間違いだよね)

投稿: kane_katu | 2008年8月19日 (火) 22時46分

ううっ、何度も見直して棋譜のミスはないつもりだったのだが、、、修正しました。
毎局いろいろ研究してくれてありがとう。
他人の将棋を研究するのも、たまにはいいでしょ?(^^;

投稿: たなかつ | 2008年8月20日 (水) 00時10分

さらに後日談。

あらためて検討してみたが、第5図以下の指し手で、31銀が疑問手だったか。本譜の75角と攻防に打たれて困っている。
31銀に代えて、68金と角を取る手があった。この手は詰めろで、先手玉は詰まない。そこで後手は75角の王手で詰めろを防ぎ38玉に68と。この手は詰めろになっているが、そこで34銀と打つ手が「詰めろ逃れの詰めろ」になっている。これがほどきにくそうだ。
第6図の局面と似ているが、攻防に利いていた後手68角が先手の駒台に乗っているのが大きな違いだ。ほんの少しだけ手順の組合せを変えただけで優劣が逆になるのだな。あらためて終盤は怖い。

投稿: たなかつ | 2008年9月13日 (土) 01時48分

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