柏崎雑感(その1)
帰ってきて3,4日経ったが、疲労感が抜けきらないのは年齢のせいだろうか?!
まあ、ゆっくり休める日もなかったんだが。。。
で、せっかく災害ボランティアに参加してきたのだから、そこで見たこと感じたことも少しは書いていこう。
まずは現地の被害状況から。
と言っても、被害状況については行政等でまとめられているので、そちらの方が詳しいだろうなぁ。
・新潟日報
で、実際、現地に行ってみると、あちこちで被災現場を目の当たりにする。
そういう被災地の状況にカメラを向けるのはマナー違反なので控えました。もちろんデジカメは持っていったんだけどね。(^^;
まずは建物の被害。柏崎の市街地を含め、全壊やそれに近い壊れ方の家屋が点在している。倒壊した建物を見るたびに「あぁ…」とか「うぅ…」といった「声にならない声」しか出てこない。外部から来た人でもそうなのだから、当事者の気持ちは想像を絶するのだろうなぁ。
家屋の被害は全体的にみて、古そうな建物を中心に被害が大きいようだ。新しい建物はやはり耐震設計が進んでいるのだろうか。また少し前に話題になった強度不足の建物はなかったのか、高層建築物では大きな被害は見かけなかった。
一方、倒壊しなくても屋根が崩れてブルーシートで応急処置している家が多いように見えた。特に昔の屋根瓦は重いので建物の重心が高くなり大きな揺れに耐えられないのかもしれない。
ボランティアの作業で、見た目はあまり被害のなさそうな家屋にも入ってみたのだが、内部はぐちゃぐちゃで足の踏み場もないって状況だった。耐震グッズを使っていれば、ある程度は軽減できたのかもしれないがどうなんだろう。
建物以外では、やはり道路。陥没、隆起、ひび割れはあちこちで起きている。これは北陸自動車道などの主要道路から生活道路まで同様の状況。道路の損傷箇所については、砂利で埋めたりとか応急処置はされているので多くは通行可能とはなっている。しかし、それ以外の地割れ等はそのままだったりとかブルーシートを張ってあるだけだったり。
見た中で一番大きな地割れは、巾が60cmくらい、深さが1mくらいあって、それが何筋か家数軒分にわたっていた。
ライフライン系では、電気の被害はそれほどでもなかったのだろうか。傾いた電柱はいたるところで多く見たが、倒れて建て替えたとわかるものは気付かなかった。ボランティアに行った先の住人の話ではその地域は停電しなかったらしい。
またその住人の話では、水道の方は一週間後くらいに復旧したらしいが、ガスはまだ復旧していないとのこと。
考えてみれば、電気は不良箇所を切り離して、電線とかケーブルとかを仮設でも繋いでしまえば送れるので復旧は早いんだろうな。それに対して水道やガスは配管が地中に埋まっているし、それが損傷していると・・・漏水はともかくガス漏れ状態で送るわけにはいかないから復旧に時間がかかるのだろう。防災用品にカセットコンロ等も必要なのかもね。
また、ボランティアで行った家はお年寄りの方が多いせいもあって、こんな声も。
「コンビニなんて行ったことがなかったから何を買っていいのか…」
「カップ麺が配られたが食べたことがなかったし…」
「結局、毎日同じようなものを買って食べているのだが…」
コンビニさえあれば生活できる、と言うような人たちも多そうだが、世の中そういう人たちだけではないのだよね。(笑)
先ほど、被災地にカメラを向けるのはマナー違反と書いたのだが…
被害を受けた神社があった。人が住む場所ではないので立入禁止ロープだけで放置されている。一般家屋や被災者ではないし…ってことで、これだけ携帯で撮影。(^^;
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